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Biotope ビオトープ 2011年4月。庭作り2年目を迎えました。昨年はネキリムシとヨトウムシに苦しめられました。農薬も正しく使えば良いのでしょうが、それはそれで難しい世界があるみたいなので、天敵で軽減でも出来ればな・・・と思いました。。最も一番の天敵は夜な夜な懐中電灯片手に見回る私なんでしょうがご近所から見たら不審でしょうし控えたいものです。そこでヨトウムシの天敵を調べると・・・ヤドリ蜂、ゴミムシ、クモ、アシナガバチ、カエル。。。寄生蜂は呼び方が分からないしゴミムシはシロツメクサに寄ってくるということで、すでにシロツメクサはあるので来るの待ち。クモは結構いる。好きなハエトリクモでは小さすぎでヨトウムシは無理だろうけど、コモリグモが結構いるのでこちらに期待。あとカエルですね。カエルは好きだし庭に来て欲しい。その為にビオトープを作ることに決定。
【1】水場を作ろうと考える。 池を作るほど、うちは広くないので『うつわ』的なもので池を作ろうと思います。真っ先に浮かんだのが甕。大きな甕になみなみと水を入れてメダカとか浮き草とか育てているのを見たことがあります。ところが調べていくと色々問題が。水生植物ならスイレンがいいなと思ったのですが、スイレンはあんまり深いと駄目みたい。カエルも産卵の時は水場に来るがこれまた深いのNG。ではと出てきたスイレン鉢。これは大きな洗面器ですね。でもやはり、昔に熱帯魚を買っていたときの感覚からすると一般的に家庭をターゲットにしたスイレン鉢は、入る水量が少なすぎると感じてしまいます。水質の維持には水量が多いほうがいい。で、やはり甕にする。甕の底に土を沢山入れれば浅くなるし、バクテリアも沢山住めて水質維持にも魚の食料にもなるだろう。・・・で、甕をネットで物色。
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で、甕到着。 こういう水瓶ってすぐに買えると思っていたのですが、なかなか売っていないんですね。ホームセンターとかに無いんですよ。楽天とか見てもなかなか出てこない。結局ヤフオクで見つかりました。これは唐津焼の甕だそうです。 考えてみたら現代で焼き物の甕を使うなんていう家庭も職業もあまりなさそうなのが、この入手困難の理由でしょうか。しかしおかげで古色蒼然としたいい甕が手に入りました。深さもばっちり64cm。これなら半分くらいまで土に埋めて、真夏でも真冬でも水温変化を緩慢にすることが出来そうです。 甕の底には荒木田土と腐葉土と抗火石の砂利をいれました。バクテリア等を繁殖したコロニーが出来れば水質維持上もいいと思います。 |
まず、めだかとスイレンを育てようと思います。それと近くの田んぼで採ってきたオタマジャクシ。後はどこからか何かやってくるでしょう(笑)。 |
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水瓶に土やら石やら入れた後、水が澄むまで待ってからメダカやオタマジャクシ、ヒツジグサにオオサンショウモ、カボンバ、ホテイアオイをいれました。オタマジャクシが多すぎてちょっと異様な光景。このオタマジャクシは何も考えずに近くの田んぼで採ったのですが、調べてみたら全てヒキガエルのオタマジャクシ・・・!どうしよう・・・。 |
2011年4月29日。オタマジャクシに足が生えてきました。オタマ君には深すぎる水瓶でしたが、皆さん水瓶の縁にへばりついて元気に育ってくれています。メダカはちょっと困惑顔ですが何とか共生できているようです。 |
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2011年4月29日。 大きい甕にしたおかげで水質は安定しています。水深は45cm程ですが、日が差し込むと底の方まで良く見えます。水草の生長も順調です。 ハート型の葉はスイレンの原種のヒツジグサ。4/14に苗が届いた時は小さな葉しかなかったですが2週間でこんなに伸びました。水面に浮かんでいるオオサンショウモは増え過ぎたのでちょっと間引きました。写真では水底を写すためにオオサンショウモはどけています。
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2011年5月18日。 甕から育って上陸したヒキガエルの子供。ヒキガエル(イボガエルもしくはガマガエル)というと気色悪いカエルですが、子供は可愛いですね。自分で育てたせいか、非常に愛着が沸いてしまいました。普通に触っています。無事に大きくなっていただきたいものです。 ・・・2012年夏、10cmほどになったヒキガエル2匹を夜の庭で見かけました。「おぉ!生きてたか!」・・・思わず話しかけましたね。 |
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2010年5月18日。 ヒキガエルたちが育って言った後、また田んぼへ行って今度はアマガエルのオタマジャクシを採って来ました。アマガエルのオタマはヒキガエルのオタマに比べて倍以上大きくコロコロしています。 メダカも順調に産卵して稚魚が孵化しています。だんだん賑やかになってきました。 |
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